こんにちは。chamaやで。
今日のテーマはDAOですよ！株式会社にかわる組織形態です。
まずはDAOの定義から！
DAO = 自動化した組織の運営
超簡単に言えば自由参加な職場と思ってもらって結構です。
今日はDAOを世界一わかりやすく解説します。今の若者たちは将来DAOで働いてるかもしれませんよ？
今までの組織をおさらい！
まずは既存の組織がわからないと、新しい組織と言われてもピンとこないでしょう？
国や会社、などの組織がどういう仕組みでできているか復習しましょう
現在の基本の組織形態 ＝ 株式会社とは
今一度、株式会社を復習しましょう
まず会社のオーナーは株を持っている人。
すなわち株主です。
株式会社という組織形態では株主が一番強いです。
一番多く株を持っている人が一番権力を持っているわけです。
会社組織に詳しくない人の中には社長が一番偉いと思っている人もいるかと思いますが
株式会社は株主が一番偉いのです。
しかし必ずしも株主が社長になるわけではなくて、
社長と株主を兼ねてる人もいれば
株主に雇われた社長もいたりします。
会社は利益を出して、その利益を株主に還元し、株主の利益を最大化することが役割です。
国も同じ仕組み
じゃあ国はどうですか？
日本の主権者、一番偉い人は国民です。
総理大臣だと思いましたか？
前提として 日本国民のために日本国が存在しています。
総理大臣は雇われてるだけ。誰に？
あなたです。国民です。
国会議員が選挙で選ばれて、国会議員が総理大臣を選ぶ、
その下に官僚がいてあなたの代わりに国を運営しているわけです。
国を会社で例えたら
株主が国民
社長が総理大臣
その下に官僚
会社で言えば部長とか課長とかの役職を持った人たちがいます。
その人たちの役割は
『国民の利益』や『安全』を守る事が仕事です。
道路作ったり。水道電気、インフラを整えたり。
警察を作って国民の安全を守ったりしています。
一回まとめます
株式会社の目的 ＝ 株主の利益を最大化する
国の目的 ＝ 国民の利益を最大化する
今までの組織の問題点
では今までの組織の問題点はなんでしょうか？
エージェンシー問題
直訳すれば『代理人問題』ということになります。
ここで言う代理人は
株主にとっての会社。
国民にとっての国。
元々のエージェント（代理人）たちの仕事は
株主や国民の利益を最大化することですが、
知っての通り人間という生き物はは完璧ではないし心に左右される、
欲望のある生き物ですよね。
どうしても人間が行動する限りは必ず不正や失敗が生じる。
これはもう、歴史が語る事実です。
法律を犯すほどでもなくても、ちょっと経費を不正に横領したり、税金を誤魔化したり、失言だったり（最近政治家に多いですよね）
犯罪ではないけど倫理的に問題がある行動や発言はいつの時代も問題になったりしています。
何度も言いますが人間なのでどうしても『やっちゃう』のです。
賄賂をもらって仕事を発注するとかは明らかな犯罪だけど、
ゴルフ接待をしたとか高級な料亭に食事に行ったとかは犯罪とは断言できませんよね？
それくらいなら犯罪じゃないのでグレーなことは堂々とまかり通っています。
まあ、『世の中そんなもんだよねー』
くらいのものです。
特に日本社会はこの辺りが結構ゆるくて政治家も国民もそこまで悪いことと思ってなかったりしているように思えます。
そんな感じで言い出すとキリがないですよね。
要するにエージェンシー問題とは
代理人がオーナーのお金で好き勝手してますよって事です。
この問題はなんで起こるのでしょうか？
単純です。人間だからです。
歴史的に人間にどんなルールを定めようとそのギリギリのグレーゾーンを攻めてきます。
本当にたくましい生き物ですね。
この問題をなんとかできないのでしょうか？
そこで新しい『DAO』という組織形態と考え方が生まれました
DAOを作ろう
運営を人間がやる以上どうしても私利私欲に走ってしまうでしょう？
そこを防止するために運営はプログラムを使って自動化しよう。
それがDAOの発想です。
『人間より機械の方が信用できるよなー』って事です。
DAO
ディセントラライズド オートノマス オーガニゼーション
＝自立分散型組織
『運営』の自動運転ということです！
自動運転の車で考えてみよう
『自動運転』ってどういうこと？
自動運転車は人間の代わりに走って、信号が赤になればちゃんと止まって、制限速度で走る。
プログラムで動いているので速度オーバー、信号無視とか煽り運転ははありえませんよね？
テクノロージーが進化してどんどん実用化されればいつかは人間より安全に運転する時がくるわけです。
AI（人工知能）が一度人間を超えてしまうと、もう人間が追い越すことは無いと言われています。
将棋ももうAIには勝てないのです。
そして社会から『人間の運転』は確実に消えていく運命になります。
どうしても運転したい人は趣味でサーキットとかで走る感じになるでしょうね。
そんな感じで会社組織もプログラムを使ってルール通りに自動化できるのでは？
不正のない公平な組織が可能なのでは？
ちょとワクワクしてきませんか？
いよいよDAOが現実的に
今までは技術的にそれが不可能だったんですよ。
ところがイーサリアムというブロックチェーンのその上にあるスマートコントラクトという技術がそれを可能にしていきます。
スマートコントラクトについての詳しい解説はこちら🔻
スマートコントラクトという技術によってDAOが夢物語から現実的なものになってきたのです。
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株式会社と比較しよう
ザックリとですがDAOと株式会社を比較してみましょう
- 中央管理者の存在
- 組織形態
- 意思決定
- 収益、報酬
- 参加するには
５つの観点から比べてみます。
1,中央管理者の存在
| 株式会社 | 管理者有り。株主の代理に社長、経営陣が管理 |
| DAO | 管理者無し。プログラムが自動で管理 |
2,組織形態
| 株式会社 | ピラミッド型。トップは株主でボトムは平社員 |
| DAO | フラット型。上下関係が無いコミュニティ組織 |
3,意思決定
| 株式会社 | トップダウン型。上からの命令で動く |
| DAO | ガバナンス投票。みんなの投票により決まる |
4,収益、報酬
| 株式会社 | 株式分配 、役員報酬、給料。株式の量、役職によって報酬を得る。資金を運営で管理する。 |
| DAO | トークンホルダー分配。コミュニティーへの貢献度によって得る。 資金をトレジャリー（コミュニティーの財布）で管理 |
5,参加するには
| 株式会社 | 会社と雇用契約を結ぶ。会社により契約が違う。 |
| DAO | 勝手に参加する。出ていくのも自由。掛け持ちも自由。勤務時間自由。 |
現状の課題
とはいえまだ新しすぎて一部のテクノロジーマニアか、物好きのイノベーターが動き始めているだけで一般の層に認知されるのはまだまだ先になりそうです
プログラムにバグがあったり、資金をハッキングされたりも。Web3の世界ではいつものことですね。
自動運転車にバグがあったらそれはもう大変でしょう？
ここは焦らずじっくりプログラムが進化して成熟していくのを待つしかありません。
後はそう簡単にいきなり中央を100%自動化なんて出来ません。
車だって少しずつ自動化していってます。
今はまだ『daoっぽい』組織がいっぱいあって日々試行錯誤しているのが2022年の現状です。
DAOはまだまだ未熟で本当に将来DAOが世の中に受け入れられて浸透するのかはまだ誰にも分かっていません。個人的には非常に楽しみです。
最後に。DAOにチャンスあり
例えば自動運転車はもうくることがほぼ確定してる未来で、自動車業界の各会社は躍起になって椅子取りゲームをしてる状態です。
例えばテスラ社は電気自動車のシェアを大きく取りました。なんで取れたのでしょうか？
答えは早かったから。
少なからずその要素はありますよね
実はこの速さこそがビジネスにおいて本当に大事な要素だと思います。
DAOはまだまだ未成熟。
しかし１０年後は当たり前になっているかもしれません。
今、勉強して参加して、体験して知識を積み上げておくことで大きなチャンスがあるかもしれません。
新しいイノベーションはみんなが当たり前に理解し出す前が勝負なところがあります。
DAOを深く勉強したり、参加するためには仮想通貨やNFTを勉強する必要があります。
なぜならDAOにおいて
DAOのオリジナル仮想通貨（ガバナンストークン）やNFTが
『投票券』の役割を果たしたりするからです。
それらは『DAOの意思決定』に関わってきます。
この辺りは仮想通貨の知識がないことにはかなりややこしくなるのでまた改めて説明しますね。
まずは。DAOを深く学びたい人はぜひ仮想通貨やNFTを初めて『体験』していきましょう
またchamaと勉強していきましょう！
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