Soul Bound Token(ソウルバウンドトークン)とは【NFTの進化】

お勉強。基礎知識

こんにちは。ちゃまやで。

最近、仮想通貨、NFT界隈で密かに盛り上がりを見せているSBT(ソウルバウンドトークン)というものをご存知ですか?

これは新しいトークン規格で、
現在主流のERC-20やERC -721とは一線を画した全く新しいトークン規格です。

この記事を読むことで

NFTの次に来る!と言われているソウルバウンドトークンを理解できます

概要、今までの問題点、使用の具体例から勉強していきましょう!

そもそもNFTがわからない人は先にNFTを勉強しよう

そしてNFTを保有、売買して体験してみよう

理解がグッと深まるよ!

コインチェック

Soul Bound Tokenとは

SBT(ソウルバウンドトークン)とは
『譲渡する必要のない』証明書のようなイメージで

  • 運転免許証
  • 卒業証書
  • パスポート
  • 不動産登記簿

など、本来所有すべき人がきちんと所有するNFTです。

2022年1月にヴィタリック・ブテリン氏、他、によって発表された論文で話題になりました

Soulbound は『魂に縛られた』という意味で『譲渡不可』なNFTです。

多くの人が知っている仮想通貨やNFTといえば『取引』をすることで、儲かったとか損したとかの投資、投機の対象の側面が強いと思いますが

それはメタマスクなどのウォレットと呼ばれるツールを使い、『自由に売買、譲渡できる』という特性が故に自然に資産性を帯びてくるからです

しかし、SBTはNFTでありながらも『譲渡不可』なので価格が上下することはありません。

魂に紐付いた…

かっこいい!

NFTは非代替性トークンと言われるように、交換できない価値、唯一性を持たせた技術で、
代表的なERC-721というトークン規格に定着していき、今では世界中で活発な取引が行われていますが

実はヴィタリック氏もNFTがここまで大きく発展するとは思っても見なかったようで、
今のNFTの世界は多くの問題点を抱えていると考えているようです。

Soulbound tokenが必要な理由

今までのweb3,NFTの問題点アレコレ

クジラしか勝たん

今のweb3と叫ばれている世界ではリアルの信頼、実績、評判、などよりも多くの資産、評価の高いNFT(BlueChipと呼ばれるNFT)を持っているクリプト長者たちや影響力の高いセレブリティやインフルエンサーが評価される世界です。

本来、Web3は平等性、公平性、富の再分配などを謳っていたものであったはずがいつの間にか金持ちの遊びになってクジラと呼ばれる仕手のパンプ&ダンプによりマネーゲームのような側面ばかりがニュースになっていたりします

世間が1番興味を惹く事といったらStepnの流行からも分かるようにweb3でどうやってお金を稼ぐかの部分であって、その領域の勝者が他人から評価を得て、影響力を持ち、さらに富を肥大化させる構造です

資産を持たざるるものは仮想通貨もNFTもブロックチェンゲームも活動の幅が制限されてしまうのが現状

こういった現状にヴィタリック氏を含めた崇高な理念を持った1部の有識者達はうんざりしてきているわけです。

本来、Web2に対するカウンターカルチャーから派生したはずのweb3は今までと同じ、富めるものが更に富を得る世界になりつつあるわけです

匿名性、偽名性の文化が定着しているクリプト、NFTの世界では誰でも、審査なく、いくつでもアドレスウォレットを保有することができるため

一見公平に見えるDAOなどのガバナンス投票でも複数のウォレットでガバナンストークンを獲得して意思決定を捜査したり、その権利すらも売買できてしまう歪な構造が問題になっています。

クジラしか勝たん。

常に先行者優位の世界

例えばSNSやコミュニティでも分かりやすくフォロワーの多い人や高額のNFTをたくさん保有している人は他人からの評価が得られやすく、あたかも信頼に値する人物と見られ、大きなリターンが得やすい構造になっています。

先に始めた人たちが常に得をする構造で新しく参入したユーザーは非常に不利といえます。

投資の世界ではよくある構造ですが、後から始めた人が先行者の養分になる構造ですね

例えばたまたまBTCを10年前に大量に買っていればweb3の世界を操作できるほどの資金力を有します。そこには、人間性や過去のアクティビティなどは関係ないのです

爆益やー!!っていってる人ほど信用を得やすいよね。

たまたま先に始めただけの人も多いよね。

自立分散という名のタダ働き

プロジェクトのコミュニティーに入っているとよくわかるのですが、自立分散型の名の下に都合の良い日々のタスクをこなすタダ働きをさせられることが多い印象です。

しかしほとんどのメンバーはコミュニティの意思決定や運用に関与できないしインセンティブを得ることもできません。
それでもおこぼれに与ろうとGMとかGNとか発言するだけの謎の組織が乱立しています

トークンホルダー、Discordなどのコミュニティーメンバーにどのようなインセンティブを返すのかがこれからの課題になってきます

GM!! GM!!

(早くロールつかないかな…)

NFTの真贋

このNFTが本当に本物かどうか、公式が発行しているものなのかを判断することが難しく、未だに中央集権なOpenseaの公式認証マークに頼らなくてはいけません。
しかし、中央集権的な1つの企業による認証マークが機能しているのかは疑問です

Openseaもたまに問題起こしてるよね。

これらの課題を解決するために譲渡不可NFTであるSBTが提唱されました

それではSoulbound tokenとはどのようなものなのか詳しく見ていきましょう

Soul Bound Tokenの特徴

Soulとは

SBTを保持するウォレットは「Soul」と呼ばれます。

わかりやすい例を出すと

卒業証書SBTみたいなものがあって卒業生のsoul(ウォレット)に発行したとします

この場合、SBTをあげた人(学校側)ともらった人(自分)の関係性がブロックチェーンに刻まれるイメージです

受け取った人はその大学の卒業生だということがすぐに証明することができます。

SBTはその人のSoulウォレットに直接発行できるわけやね。

経歴、信用、責任を可視化できる

Soulは経歴、資格などのSBTと結びつき、社会における信用を可視化したもので

Soulというウォレット自体が自分のアクティビティの証明、履歴書のような役割を持ちます

自分の経歴を人に譲渡したり売ったり買ったりできないように、このSoulウォレットも譲渡できません

この卒業証書の部分にあたるSBTはSoulウォレットに発行されるトークンで、そのトークンの公開または非公開を持ち主が自由に設定することができますが発行元(学校側)がSBTを取り消すことも可能です。(除籍処分みたいな感じ)

運転免許証や各種証明書に利用できそうやな。

引換券としての機能

先ほど譲渡できないと言いましたがNFTとの引換券としての使い方はできるようです

例えばあるNFTの引換券としてSBTが発行され、引き換え後にSBTが消去されて、NFTを得るみたいなイメージで活用されます。ホワイトリストなどで活用できる気がしますね

これによってホワイトリストの売買ができなくなり、受け取るべき人が受け取るようになります

コンサートチケットの転売問題とかも解決できそうだな

履歴書としての機能

Soulウォレットの個人データはブロックチェーン上で誰でも参照できるので、その人のSoulにどんなSBTが入っているかによってその人の実績とか社会的な所属とかなんとなくの人間性とかが見えてくるわけです

  • 〇〇大学を○年○月に卒業している
  • ○年に特定の資格を取得した
  • 参加したイベントや、所属など

大事なポイントは

SBTは他人が発行した自分の評価の証明を保有できるという事です

この『他人が』の部分がポイントで、それによって

嘘偽りない他人からの評価とか、社会貢献度合いをSoulに蓄積していくのです

今後、就活とかで活用されていきそうな予感

履歴書からもわかるとおり、今まではどちらかというと自己申告の世界で経歴詐欺とか自己評価の高い声のでかい人が評価される部分もあったけど、これからはSBTとsoulウォレットがその人の評価基準になるかもしれませんね

まとめ

  • NFTはデータの価値を所有、証明できる技術
  • SBTはアイデンティティをデータで所有、証明できる技術

SBTは他人が描いてくれた履歴書!

具体的な使用例

NFTの真贋を見分けるSBT

NFTを作る際、NFTアーティストが別途、所有権のSBTを発行するなどしてそのNFTの真贋を証明することができます

これによってNFTによくあるパクリ問題を解決することができるでしょう。

NFT以外でも応用可能やで!

絵画、宝石の鑑定書にも使えそう

DeFiや金融におけるSBT

現状の金融の構造では資産と担保がないと信用を得られせん。

しかし、SBTはいわばその人の信用履歴と同じで、信用や評判を、第3者に証明することによって無担保で貸付を行ったり、アイデンティティやアクティビティを担保にローンを組めるようになるかもしれません

そして貸付が行われた時に発行されるSBT、
返済が完了した時に発行されるSBTなど使われ方も様々です

人間の信用ポイントが担保になる新たな分散型金融の仕組みを作れるかもしれません。

今まで、信用や評判などはフワッとした形のないものでしたがSBTとSoulによって可視化できるようになっていきます。

実名ではなく偽名で活動することが多いWeb3において、トラストレス(信用いらず)な経済活動を実現していくことが求められ、それらに欠かせないのがSBTなのではないでしょうか

匿名経済だからこそリアルより信用が大事かも。

所有権のSBT

SBTは契約書としても機能します。

SBTで証明された『契約』によってマンションの所有できたり、車を所有できたり、さまざまな商品で使われることになるでしょう。

特定のSBTを持っている人しか利用できない施設や、入れない建物、webサービスなども相性が良さそうです。

まさにゴルフ会員権のようなものですが、SBTは『譲渡できない』ということがポイントで、
所有すべき人がきちんと所有するものであると言えます。

その保有権利をSoulに紐づくSBTによって証明することができるのです。

めんどくさい契約書の管理が楽になりそう

ガバナンス(投票)とSBT

選挙の投票権を売買するってそもそもおかしいですよね?

投票権をたくさん集めた人が、DAOなどの組織の「意思決定」を操作できてしまいます
シビルアタックと呼ばれていて現状問題になっています

これからはコミュニーティーへの貢献度に応じてSBTが与えられていきます

そしてSoulウォレットにあるSBTの内容によってガバナンストークンを付与する仕組みができ、これをSouldrops(ソウルドロップ)といって今後、エアドロップの一部がソウルドロップに置き換わることになると言われています

またはDAOの参加メンバー1人に対して1つのSBTを発行し「一人一票」のようなガバナンスを行うことも可能になります。

今まではお金をたくさん払ってガバナンストークンを大量にかき集めた人の権限が強かったのですが今後はコミュニティの貢献度に応じてインセンティブが大きくなっていきます

GMだけではダメなのか…

SBTのアプリ

まだまだ概念が提唱されたばかりのSBTですが実はすでにアプリとして開発されていたりします

イーサリアム上で開発されるPOAPというサービスは、イベントの出席を証明するNFTを発行することができます。
リアルで例えるなら参加記念バッチとかラジオ体操の出席カードのようなイメージです。

POAPは『譲渡不可』とまではいきませんが、イベントに参加したことを証明できる点でSBTとよく似ています。

参加証明のNFTをウォレットに入れておくことで誰でも参照でき、自分のアイデンティティや所属を第3者に知ってもらうこともできます。

また、世界的スポーツブランド、adidasではPOAPを使って保有者が優先的に商品購入の権利を得られるそうです

人生のスタンプラリー笑

まとめ

いかがだったでしょうかSoul Bound Token

論文でヴィタリックはSoulboundトークンによって実現する持続可能な社会を「DeSoc』と呼んでいます。
これは分散型社会という意味です。

『DeSoc』…分散型社会…。

これからのバズワードになりそうな予感やで!

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