フルオンチェーンNFTって何?クリプトパンクスで考える。

NFT

こんにちは。chamaやで。

今日は最近よく聞くフルオンチェーンって何?

この疑問に答えます

この記事はフルオンチェーンの何がすごいの?

メリット、デメリットを

フルオンチェーンNFTの代表格

クリプトパンクスを例に語っています🔥

この記事を読むと、NFTと一括りに言っても

色々な種類があることがわかります。

この記事を読むデメリットは

クリプトパンクスが欲しくなってしまうことでしょうか笑

フルオンチェーンとは何か。

まずは答えから言います。

フルオンチェーンNFTとは

NFTを構成する全ての要素ブロックチェーン上に保存されているNFTのことを言います。

フルオンチェーンNFTは永続的に存続し続ける絶対的なデータとなります。

悩めるトラ
悩めるトラ

ん〜〜難しい言葉でよくわからない、、、

大丈夫!まずはざっくり頭に入れてください

後でちゃんと分かりやすく説明しますよ!

クリプトパンクスとは何か。

CryptoPunks(クリプトパンクス)とは、

世界に10000個存在する1体1体が1000万円以上する高級NFTです。

現在は、その高額な値段から一種の投資商品のような扱いをされており、

多くの有名投資家やインフルエンサーが保有しています。

また、長期的な値上がりステータスを求めて保有している人も多い印象です

クリプトパンクスの何がすごいのか

クリプトパンクスを語る上で、歴史的な価値だとか値段の高さだとかは今回は割愛させてもらいます。

今回の記事の主題である『フルオンチェーン』であることに注目して、その意味を考えてみたいと思います。

クリプトパンクスは現状、世界最強のブロックチェーンであるイーサリアムの中でも更にフルオンチェーンで表現されており、NFTの王様みたいな感じです

*あえてマニアック話をします。飛ばしてください。

クリプトパンクスはERC-721の規格が作られる前のNFTで、ERC-20のカスタム化された規格です。
最初は全ての画像を合成したハッシュだけをスマートコントラクトに埋め込みましたが
2021年、フルオンチェーン化されました。

フルオンチェーンは『』で例えると

限りなく純度100%に近い『純金』のようなもの。

要するに!『濃い』NFTなのですよ!

あー!カルピスの原液みたいなNFTってことやな。

多くの人が見るとただのドット絵にしか見えないクリプトパンクスですが

これは誰かがポチポチと時間をかけて描いた『』ではありません。

プログラムコードによって『顔のようなもの』に見えるデータです。

24×24の将棋版のマス目のようなイメージで

  • 3−3は黒
  • 5−4は青
  • 8−2は白

などの場所の情報がプログラムコードで表されているだけで

そのプログラムコードによって結果的に『絵のようなもの』を表しているのです。

そしてその情報の全てがブロックチェーン上に保存されています。

情報の全てがブロックチェーンに保存されているNFT

それがフルオンチェーンNFTです。

フルオンチェーンを知ることでNFTの魅力がもっと理解できますよ

NFTの純度

』を例にしてみましょう。

一言で『』と言っても

14金18金24金というように

純度というかランクのようなものがあって

希少生とか価値の大きさでいうと、純度が高ければ高いほど大きくなります。

その24金(純金)に当たるものがフルオンチェーンNFTです。

じゃあフルオンチェーン以外のNFTはどうなっているの?

ChamaのオープンシーにあるNFTを例にしてみます。

例えばこのNFTは実は画像自体のデジタルデータは直接ブロックチェーンに記録されてないんですよ。

どうなっているのかというと

手書きで描いたデジタルアートのデータをブロックチェーンの『外』にある場所

この画像の場合はopenseaのストレージ(保存場所)に画像をアップロードして保存されていて

その場所を示した『住所』のようなもの、

すなわちそのURLブロックチェーン上に記録しています。

え?画像がブロックチェーンにあるんじゃないの?


URLだけなの?

実は今、世の中に出ているほとんどのNFTもそうなんですよ。

NFTの純度で言えば、14金、18金です

なぜ、純度の高い24金のフルオンチェーンに出来ないのか。

実は現段階でイーサリアムで一度に書き込めるトランザクションは46.8キロバイトです。

めちゃめちゃ小さい!

ですので高画質な、jpgやpngなどの画像を直接ブロックチェーンに記録する事ができないのです。

更にイーサリアムでフルオンチェーンのNFTを作るにはガス代などで100万円以上かかりますので

個人のクリエイターではとてもじゃないけど手が出ません

世の中ではNFTだ!革命だ!永続的だ!

などと言われていますが、

NFTを構成する要素の全てがブロックチェーンに記録されている『真のNFT』すなわち『フルオンチェーンNFT』はまだまだ少なく

世の中に出回っているほとんどのNFTが14金、18金のような純度の低いNFTなのです。

それを踏まえて、もう一度クリプトパンクスを見てみましょう。

このドット絵の画像を構成するデータ全てがブロックチェーン上に保存されている
本物のフルオンチェーンNFTです。

どうです?王者の風格を感じませんか?

なんかカッコよく見えてきたかも、、、

イーサリアムチェーン以外の
メリット

先ほど46.8キロバイトと言いましたがそれはイーサリアムのブロックチェーンでの話。

他のチェーンだともう少し大きなファイルサイズでも可能だし、

ガス代も安くコスト面で融通が効きます

フルオンチェーン以外のメリット

世界のほとんどのNFTがブロックチェーンの外のサーバーに画像のデータを保存して、保存場所の住所であるURLをブロックチェーン上においているだけと言いましたが

これは他にも理由があって、NFTを世の中に出した後でも間違っていたところを修正することができ、あらゆる事態に柔軟に対応できるからです

  • フルオンチェーンは保存された情報の『永続性』を重視しているためは後から修正が効かないので非常に頑固で使い勝手が悪い。
  • フルオンチェーン以外では『永続性』を犠牲にする代わりに修正できるという柔軟性を高めた。

18金がアクセサリーによく使われるのは、
24金だと柔らかすぎて加工しにくいからと言われています。

純度を上げれば偉いというわけではなく、

もちろん24金の方が価値が高いのですが、これも柔軟性といったバランスをとった結果なのです

『ブロックチェーンは改ざんできない』ってよくいうけど

刻まれるのがURLだけなら

修正が効くのか、、、なんか複雑。

サーバの種類

外にデータを置くNFT』のファイルサーバーの違い

分散型のサーバーを使ったNFT

分散型で有名なのがIPFSサーバーです。

BAYCなんかが使ってます。

BAYC

これは世界中のコンピューターのファイルストレージをP2Pネットワークで構築したファイルストレージサービスです。

超簡単に言えばみんなのコンピューターを合体させて、でっかい保存場所を作ったってことですよ!

地球に広がったIPFSの分散型サーバー🔻

P2PネットワークのIPFSサーバー

Aのサーバーが潰されても残りのサーバーが動き続け限りシステムダウンしない仕組みです

国籍、人種、政治思想の違う世界各地に散らばった参加者全員のコンピューターを合体させたようなイメージで、

あらゆる権力に囚われず改ざんできない『分散型』のサーバーです。

と、言いたいところですが実はIPFSは『永続性』の観点でまだ問題が残るのですが、、マニアックになるので割愛します

OpenSeaではNFTを発行する際、オプションとしてデータをIPFSにアップロードすることを選択できます。

永続性のメリットの反面、ブロックチェーンの特性上、

一度書き込んだ情報は削除できなくなるのでNFTの管理上、柔軟性に欠けます。

全てのデータをイーサリアムブロックチェーンに保存するフルオンチェーンには敵いませんが

分散型サーバーを使うことで『永続性』の純度が高まります

22金みたいな感じです

フルオンチェーンじゃなくても分散型サーバーを使えば


純度が上がるわけやね。

中央集権的なサーバー

amazonAWSが有名。

みんながよく使ってるサーバーです。

これはAmazonという巨大企業1社によって支えられているサーバーです。

超巨大企業という『信用』で成り立っていますが

Amazonが未来永劫、存在するかと言われれば疑問ですし、

国家などの巨大な権力によって規制されたり。潰されることもあるかもしれません

中国なんかを見ているとあり得ない話ではありません

『永続性』の面で言えば不安と言えますが

その反面、修正、管理に対しては非常に柔軟です。

困った事があってもamazonが対応してくれますからね

これはこれで便利なんだよな〜〜

ブロックチェーンの種類

大きく分けて3つ

  • パブリックチェーン
  • プライベートチェーン
  • コンソーシアムチェーン

が、あります

A、パブリックチェーン   

  • 世界中の人が参加しているチェーン。
  • インターネットに接続できる全ての人に開かれた非中央集権な場所。
  • イーサリアムやビットコインのブロックチェーン。
  • みんなが『ブロックチェーン』といっているものは基本的にパブリックチェーンです。

B、プライベートチェーン  

  • 一部の人が参加しているチェーン。
  • どこかの企業や団体によって運営される閉じた中央集権的な場所

C、コンソーシアムチェーン 

  • 複数の企業や組織が参加しているチェーン。
  • データを完全に公開するわけでもなく完全に隠すわけでもない場所

3つともにメリット、デメリットがありますが

ブロックチェーンの堅牢性、強さは分散性によって決まります。

A、B、Cを見てどれが分散性が高いかは一目瞭然ですよね?

イーサリアムは世界中に分散された100万台以上のコンピューターにまたがるパブリックブロックチェーンです。

現時点で世界最高峰のブロックチェーンと言えます。

そしてその上ではすでに数十兆円を超える価値が集まり流通しているのです。

まとめ

最後にクリプトパンクスをフルオンチェーンの文脈で定義して終わりにします!

クリプトパンクスは現状、

世界最強のブロックチェーンであるイーサリアムの中でも

更にNFTを構成する要素がフルオンチェーンで表現されており、

永続性に加え、歴史的価値、価格、人気、全てのNFTの

頂点に立つNFTなのです。

(好きなので贔屓補正が入りまくっている。勘弁😅)

NFTの価値は他にも、ユーティリティコミュニティーなどがあることは十分承知していますが

原理主義的なフルオンチェーンNFTに心惹かれるのです。

あー、クリプトパンクス欲しい笑

NFTを初めたい人。何から手をつけていいかわからない人。
解説記事を用意してますので参考にしてください

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すべての手順を解説しています🔻

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